糖質と炭水化物の違い
今回は少し専門的な栄養の話を。
ダイエットでよく「糖質制限」や「炭水化物を控える」など目にしますが、皆さんはこの違和感に気づかれますか?
厳密に言うとダイエットで『炭水化物を控える』は少し間違っているんです。
今回はその辺を、できるだけ簡素化して書いていきますので是非読んでみてください。
▼糖質と炭水化物
一般的に【糖質=炭水化物】とされやすいですが厳密には間違いです。
糖質は炭水化物の一種で、炭水化物の中には食物繊維も含まれています。

ここでは一旦、糖類を無視して【食物繊維+糖質=炭水化物】と覚えてください。
▼食物繊維と糖質の違い
では食物繊維と糖質はどんな違いがあるのか?
それは体内でエネルギーになるか(吸収されるか)どうかという点です。
食物繊維は特に野菜類に多く含まれますが、体内に取り込んでも体のエネルギーにはならず太る原因にはなりません。
食物繊維の役割として大きいのは、以前のブログで少し触れましたが腸内環境を整え便秘対策になることです。
反対に米類・麺類・小麦粉食品などに多く含まれる糖質は体内で消化吸収された後、体のエネルギーになります。
言い換えると『カロリーがある』ということです。
これが多くなっていくことで体重が増えていったり、ダイエット中に減らなくなる原因になります。
なので、ダイエットでは【糖質】は控えたいですが【食物繊維】はむしろ積極的にとりましょう。

▼糖質と糖類
『炭水化物の中の糖質』のように、更に細かくみると糖質の中には【糖類】というものがあります。
糖類も糖質の仲間なのでカロリーはあります。
この違いは構造上のもので、ダイエットへの影響は特に差がありません。
ただ、時々『糖類ゼロ』『糖類カット』などの表記がありますが、これは糖質の中の糖類だけを減らしているので糖質の部分は含まれていることになります。
この辺りの細かい部分はまた改めてご紹介します。
ちなみに…
『糖分』という言葉もありますが、これは単に『甘いもの』を指している言葉なので栄養上の定義はありません。
▼まとめ
炭水化物は糖質(カロリーがある)と食物繊維(腸内環境を整える働きがある)を足したものだということだけでも覚えておいてください。
糖質(ご飯、麺類、パン類など)は控えつつも、食物繊維(野菜)はしっかり摂ることを意識してください。
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